作業服として扱うカーゴパンツの裾上げを安全に行う方法や注意点

カーゴパンツは港湾作業に従事する人が履くズボンとして広まり、現在では港湾に限らず様々な作業現場で愛用されています。ファッショナブルなデザインのカーゴパンツはおしゃれな作業服として人気がありますが、その一方でサイズが大きい物をそのまま履くと裾を踏んでしまうので危険です。

安全に作業を行うためにも裾上げの方法や注意点、カーゴパンツの選び方について学びましょう。

太めのカーゴパンツが作業服に適している理由と扱う際の注意点

裾上げは足の長さに合わせて丈を調整するために行う

市販のズボンは表記サイズごとに丈もほぼ同じ長さで決まっています。しかし人の体の大きさは千差万別であり、同じ身長でも足の長さまで同じとは限りません。そのため、人によってはズボンのサイズと比べると丈が長すぎることがあります。

そのままの状態でズボンを履くと裾を踏んでしまい、転倒する可能性があるので危険です。

特に作業服については安全第一なので、わずかでも丈が長い場合は事故を未然に防ぐためにも裾上げを行うのが賢明と言えるでしょう。裾上げはズボンを試着しながら調整するのが普通ですが、これは同じサイズでもメーカーによって丈の長さに違いがあるためです。

サイズが同じだからと言って試着せずに裾上げを行うと丈の長さが足に合わないことがあります。ズボンの裾上げは基本的に購入した店舗で行いますが、自分で行うことも不可能ではありません。裾上げテープを貼る方法は針や糸などの裁縫道具を使う必要が無い他、修正も容易なのでもっとも簡単と言えるでしょう。

洗濯によってテープの接着力が弱くなる欠点はあるものの、裁縫の技能が無い人でも裾上げができる利便性の高さは大きなメリットです。手縫いやミシン縫いは裁縫用の糸でズボンの裾をしっかり固定するので綺麗に仕上がりますが、余った丈を裁断するのでやり直しができません。

また、ある程度は裁縫に慣れている必要があるので初心者は避けた方が良いでしょう。

カーゴパンツの裾上げ方法について

カーゴパンツの裾上げも基本的な方法は一般的なズボンと同じです。丈の長さを正しく測定し、余った部分を裁断して裾上げを行います。しかし、カーゴパンツの裾は幅広の作りになっているのでそのまま裾上げを行うと型崩れを起こすことがあります。

物によっては紐で絞る仕組みになっていることもあるので、裾上げと一緒に紐を通すための空洞を作ることも忘れてはいけません。素人作業では綺麗に仕上げるのは難しいので、販売店に任せるのが正しい方法と言えるでしょう。

通販で購入したカーゴパンツでも有料で裾上げを行う所があるので、お気に入りのカーゴパンツの丈を調整するならまずは専門の販売店に問い合わせるのが無難です。

裾上げは長すぎても短すぎても良くない

ズボンの丈を足の長さに合わせて調整する裾上げは長すぎても短すぎても良い結果にはなりません。長すぎると裾を踏んでしまい、転倒するおそれがあります。また、短すぎると足がむき出しの状態になり、不格好な見た目になるので注意しなければいけません。

カーゴパンツはゆったりした作りのズボンなので、裾上げの際は他のズボンよりもやや長く取るのが丁度良い丈にするためのコツです。腰をかがめても足が露出しない程度の長さに切り詰めるのが最適ですが、メーカーごとに丈の長さが異なるのでその点は注意する必要があります。

また、裾上げを行った際は裾の部分をしっかり縫い付けることも重要です。糸がほつれるとそこから裾の生地が広がってしまい、突起物に引っかかったり生地が破れるおそれがあります。

カーゴパンツを購入する際は裾上げの必要が無い物を優先して選ぶ

ズボンの裾上げは多くの場合、丈を調整するために生地を裁断します。生地を形成する繊維の織り目が人為的に切り離される形になるので、裁断された面から繊維がほどけてしまうリスクが生じることは無視できません。裾上げは裁断した部分を折り畳んで縫い付けますが、それでも生地の耐久性が低下しているのは事実なので取り扱いには十分に注意する必要があります。

カーゴパンツを作業服として購入する際はサイズを確認することはもちろん、裾上げの必要が無い物を優先することを心がけます。裾上げは悪いことではありませんが、生地の耐久性が低下するのは避けられないので、頑丈であることが求められる作業服には最善の方法と言い切ることはできません。

できる限り自身の足の長さにぴったりな丈のカーゴパンツを選ぶのが、手間をかけずに最適な作業用ズボンを履くための秘訣と言えます。

裾上げしたカーゴパンツのお手入れ方法

裾上げしたカーゴパンツは一般的なズボンと同様に家庭で洗濯することができます。洗濯機にかけても問題はありませんが、裾上げテープを使っている場合は接着剤が取れてしまうことがあるので予め予備のテープを用意しておきます。

糸で縫い付けた裾上げの場合、洗濯によって糸がほつれる可能性があります。他の衣服と絡まると糸がほつれるリスクが増大するので、別に分けるか洗濯ネットに入れるのが正しい対処法です。洗濯の後はシワができないように形を整えてから、日光が直接当たらない日陰で乾かします。

裾上げの部分は生地が重なっているのでやや乾きにくくなっていますが、時間をかければ問題はありません。アイロンがけについても糸による縫い付けならそのままの状態で行うことができます。裾上げテープの場合はアイロンの熱で接着した部分が剥がれるので注意しなければいけません。

テープの接着力が弱くなっているなら敢えてアイロンの熱で古いテープを剥がし、新品に交換することで丈の長さを適切な状態に保つことができます。

同じズボンに何度も裾上げを行うのは避ける

裾上げはズボンの生地の耐久性を考慮し、一回かせいぜい二回に留めるのが正解と言えるでしょう。何度も裾上げを行うとその度に生地を裁断することになるので、それだけ繊維がほどけやすくなってしまいます。また、糸を縫い付けるために針を刺す行為も生地を傷める要因なので、裾上げの回数が多くなるほどズボンが傷むと言っても過言ではありません。

足の長さを正しく測って、丁度良い長さの丈にするのが裾上げの回数を一回に留めるための条件です。

裾上げで足にぴったりな丈に合わせることができる

ズボンの裾上げは長すぎる裾を踏んで転倒するのを防ぐのが主な目的です。作業服の場合は何よりも安全第一なので、裾を踏まないことを最優先して裾上げを行います。その一方で丈の調整をしっかり行わないと不格好になってしまうのも事実です。

そのため、裾上げを行う際は足の長さに合致する、丁度良い長さにすることが最善の方法と言えるでしょう。